2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧
中枢神経は発生3週に原始線条の前方に神経板が形成されることから出現する。神経板の外縁部はまもなく隆起して神経ヒダとなり、これの両側が癒着して神経管となる。癒着は頸部から頭尾方向にはじまり、頭側と尾側の両方に羊膜腔への開口部である頭側神経孔と…
平衡聴覚器 成人では耳は聴覚と平衡覚を司る1つの解剖学的単位となっているが、外耳・中耳・内耳は明らかに異なる部分からそれぞれ発生する。 内耳 発生22日の胚子で神経管が陥入しているころ、菱脳の両側の体表部分の肥厚として耳板が形成され、急速に陥入…
頭・頸部 頭・頸部の発生では鰓弓/咽頭弓が重要な役割を果たす。神経堤由来の鰓弓は第1〜第6までの6対存在し、それぞれ独自の筋・神経・動脈をもち頭・頸部のさまざまな部位の形成に寄与する。また、各鰓弓の境目となる鰓弓の外側の溝を鰓溝/咽頭溝といい、…
現在製作中ですが、某国立医学部の僕が試験対策に作ったシケプリをwebで公開しています。 容量がヤバイのと、ブログ側のAPI制限があるので、公開はゆっくりになりますが… ノートは僕が試験前に時間をかけて作り、友達に一部500円で売ったりしていました。…
泌尿・生殖器系 泌尿器系 腎 発生期には位置的・時期的に重複しつつ前腎・中腎・後腎という3つの腎が形成される。後腎は永久腎(普通の腎臓)となるが、前の2つは痕跡をのこしながら消滅する。 ・・前腎管の残りを中腎がつかい、中腎管から後腎がうまれると…
呼吸器系 呼吸器系は前腸腹側壁がふくらみだし、呼吸器憩室/肺芽を形成する。憩室が拡張するにともない、両側から気道食道稜が発生して気道食道中隔を形成することで、前腸から分離される。 ・呼吸器系は前腸由来であるため、その上皮はすべて内胚葉に由来す…
血管系の発生では、まず間葉細胞から生じた血管芽細胞が凝集した血島が形成され、これが腔を生じつつ分化することで血管が、またこの血管芽細胞が別に分化して血球が形成される。 ・はじめの脈管形成は卵黄嚢においておきる。 心臓原基の形成 第3週ごろに口…
#基本的にラングマンに基づいており、ところどころムーアで補った。 #用語についてはラングマンとムーアでもかなりの隔たりがあった。だから用語はそんなもんって認識で。図中の用語についてもとった教科書などによって違っていることがあるため、だいたい…